初節句 ひな祭りの祝い方は?新米ママもこれで安心!
2016/07/03
3月3日は桃の節句・ひな祭り。生まれて初めての女の子にとっては初節句ですね!
初節句は赤ちゃんの健やかな成長を願う一生に一回の大切なお祝い。
ステキな思い出にのこるお祝いにしたいですね(^^♪
古き良きしきたりとして伝わっている初節句ですが、知っているようで、意外とあいまいなことも・・・あるんじゃないでしょうか?
今日は、『初節句:ひな祭り』について、知っておきたいことやマナーについて見ていきましょう。
目次
初節句のお祝いっていつ、何をするの?
女の子のお節句は『桃の節句』
女の子の初節句は、3月3日の上巳の節句(じょうしのせっく)に行います。
生まれて初めてのお節句は子どもの誕生を祝い、邪気をはらって健やかな成長を願うためにひな人形を飾って祝います。
節句というのは暦の上で節目になる日で、縁起が良くお祝い事に向いている日だと考えられています。年に5回あるのですが、そのうちの3月3日が女の子の「桃の節句」「ひな祭り」です。(男の子は5月5日端午の節句ですね。)
「桃の節句」の3月3日は、子どもの日で祝日になっている「端午の節句」(5月5日)とは違い、平日にあたることもありますね。そのため、家族や親戚が揃ってお祝いする場合は、3月3日前後の休日に合わせるケースも多いようです。
節目のお祝いを大切にしつつ、あまり無理をしないように日を選びましょう。
生まれてすぐの女の子のお節句どうする?
1~2月に生まれた子どもは、まだ生後1~2ヶ月です。お宮参りとの兼ね合いもありますし、産後間もないママにも赤ちゃんにも初節句やその準備などはたいへんです。
そういう時は無理をせずに、翌年に初節句をすることもあります。
0歳の時はできる範囲でささやかに祝い、翌年ゆっくりひな人形選んだり、お祝いの計画を立てる方がママも赤ちゃんも負担が少ないですし、楽しむこともできて良いですよ。
ひな人形の準備~
まずは、ひな人形の準備です!慣わしや気をつけておきたいことは・・・
ひな人形はだれが買う?
ひな人形は母方の実家から贈るのが慣わしとなっていますが、最近では両家で話し合って、分担するケースも増えているようですね。
どちらの祖父母にとっても孫はかわいいもの、お祝いを送りたい気持ちは同じです。
場合によっては両家の実家の意向も確認しておくといいでしょう。
遅くてもお節句の1ヶ月前には届くように手配しましょう。
事前にどのようなものにするのか、飾られる方の住宅事情などもきちんとおさえておきたいところです。
また、インターネットで好みのおひな様を選んでおいて、画像を見ていただくとか。
実家のお母様の気持ちも大切にしたいところですが、飾る場所や片付けたときしまっておくスペースなども考えておくことが大事ですよ。
ひな人形はいつ飾っていつしまう?
季節の節目の行事ですので、暦の上では「立春」が一つの目処となります。
立春(節分の翌日)ぐらいから2月中旬にかけて、遅くとも雛祭りの1週間前までには飾り付けを済ませておきたいですね。
お節句の直前にお雛様を飾るのは「一夜飾り」といって縁起がよくないとされているので、気をつけましょう!
「早く片付く=早くお嫁に行く」とかけているとか、 子どもにきちんと片付けをさせるためとも言われているようですよ。
3月3日が終わったら片付ける地方が多いようですが、旧暦まで続けて飾る地域もあります。
目安として新暦なら3月の中旬頃まで、旧暦なら4月中旬くらいまでの「天気の良い日」を選んで収納しましょう。
ひな祭りの初節句にはだれを招いたらいい?
初節句には、親戚や、お祝いを頂いた方を会食に招いておもてなしをします。基本的には次のような方々が考えられます。
- 祖父母
- 親戚
- 名付け親や仲人
- 初節句祝い・出産祝いをお送りくださった方
地域や家庭によって、いろいろなケースがあると思いますので、両家のご両親とも相談して決めるのがよいでしょう。
祝い膳やおもてなしは?
おもてなしの定番は これ!
一般的にはハマグリのお吸い物、ちらし寿司などでしょうか。
ハマグリのお吸い物については、ハマグリが他の貝とは絶対に合わないことから、一夫一婦の願いを込めて1つの貝に身を2つ入れ、お祝いの膳に添えられるそうです。
ちらし寿司については特にいわれはなく、春らしい色どりを楽しめることから、祝い膳にあがるようになったようです。
ちらし寿司以外に手毬ずしなども可愛くていいかもしれませんね。
後は、集まる方の好みなどを考えながらメニューを用意するといいですね。
おひな様へのお供えは?
おひな様には菱餅、ひなあられ、白酒をお供えしましょう。
菱餅とひなあられの3色、緑は「蓬(よもぎ)」で健康を、赤は「桃」で魔除けを、白は「菱」で子孫繁栄、「雪」で清浄を表すというように、色ごとにこめられている願いがあります。
また、白酒には桃が百歳を表す『百歳(ももとせ)』に通じることから飲まれるようになったようです。
赤ちゃんにおすすめ離乳食レシピ~
離乳食が食べられる赤ちゃんにはお祝いのかわいい離乳食が用意できるといいですね。ママの負担にならない範囲で作ってあげたらどうでしょうか。
前日までに作って冷凍しておくと、とってもラクちん!可愛い色でおススメのワンプレートです。
離乳食中期から後期の赤ちゃんにどうぞ~
簡単3色のおかゆで菱餅ケーキ
材料
・全粥(すりつぶし)
・にんじん(茹でてすりつぶし)
・ほうれんそう(茹でてすりつぶし)
1.おかゆを3等分してにんじん、ほうれんそうを混ぜ3色のおかゆを作る。
2.それぞれのおかゆを下から緑、白、ピンクの順番に型に入れて冷凍庫で冷やし固めておく。
3.食べるときにレンジで温めてソ~ッと型から抜いて出来上がり。
*牛乳パックを筒形に切ってひし形にして型にすると菱餅のような形が簡単できますよ。ハート形やお花の型でもとてもかわいいです。
小さく作りたいときは、小さいジュースのパックを使うと小型の菱餅になります。
*赤い色はにんじん以外にイチゴやトマトをすりつぶして入れてもOKです。
*月齢に合わせて、おかゆの固さ調節するといいですよ。まだ、ゴックン期でトロトロの場合はプレートにお花のようにおかゆをならべて盛り付けてもきれいです。
紅白お花の煮物
材料
・にんじん
・大根、又はカブ
1. にんじん、大根を出汁でやわらかくなるまで煮て、お花の形に型抜きする。
2. おかゆケーキの周りに飾りつける。
さつまいもとリンゴで茶巾しぼり
材料
・さつまいも(つぶして)
・リンゴのすりおろし
1.さつまいもは茹でるか、蒸して(レンジでもOK )つぶしておく。
2.すりおろしたリンゴと混ぜて、ラップに包んで軽く絞って丸める。
*すりおろしリンゴを加えて固さを調節しますが、時間をおくと茶色っぽくなってくるので、リンゴを加えるのはできれば直前に!
月齢にもよりますが、茶碗蒸しも黄色が春らしい雰囲気を作ります。
また、ハマグリの代わりに可愛いお麩などをつかったお吸い物もおススメです。大人の分を用意するときに取り分けて作るといいですね。
どんな衣装にしたらいい?
ひな祭りには特に決まった衣装があるわけではありませんので、ママの腕の見せ所!
可愛い衣装を選んであげたいですよね!
お宮参りで着物を用意したという方は、それを再利用するのもいいですね。
おススメは、3歳の七五三でよく着用される着物の上に着る被布。華やかな感じがお祝いにぴったり!
着物を着ずに、洋服の上から被布を羽織らせると洋装と和装のように使い分けもできてGoodですよ。
また、袴型のかわいいカバーオールを見つけました!
『袴オール』というそうです。ネットで調べてみるといろんな柄や色があってとってもかわいいです~!!
これなら脱ぎ着がラクで、着ていても動きやすいので赤ちゃんの負担も少ないですね。
(お値段も手ごろなので、うっかり汚してもドキドキしません・・・komidoriはそういうところが気なっちゃうんです。スミマセン^^;)
初節句の主役の赤ちゃんがかわいく見えて、負担のかからない衣装を選んであげてくださいね。
ひな祭り・初節句のお祝いのお返しは?
お祝いの席においでていただいた方には、おもてなしがお返しとなるので、基本的にお返しの品は不要ですが、おみやげとして持ち帰っていただくものを準備してもOK。
出席できなかった方には、お節句から1週間以内にお返しするのが礼儀とされています。
遠方の方に送る場合でも3週間は超えないようにしたいですね。
のしは「内祝」と表書きし、お子様の名前を書きます。水引は紅白の蝶結びです。
いただいたものの2分の1から3分の1を目安にお返ししましょう。
初節句用として、かわいいお菓子やお砂糖の詰め合わせなどもありますので、ネットで調べてみるのもいいですよ。
遠方にお住まいの方や、お祝いをいただいた方には、初節句の様子などがわかる写真などを添えて、内祝いの品を送るのも喜んでいただけると思います。
感謝の気持ちがきちんと伝わるものを贈りましょう。
まとめ
いかがでしたか?古くからの文化である初節句・ひな祭り。
そこには、女の子を守り大切に思う気持ちや、健やかな成長を願う気持ちが込められています。
その思いを受けつぎながら、今の暮らしにマッチする初節句になればいいですね。
記事では初節句・ひな祭りについて、一般的なことをまとめてあります。
お住まいの地域やそれぞれの家庭によって風習や慣わしもあることでしょう。
いろいろなことに折り合いをつけることも必要になるかもしれませんが、女の子の誕生を祝い寿ぐ行事です。
その一日が、ご家族のよき思い出になることが大切ですね。
何といっても主役は赤ちゃん。
赤ちゃんの体調などには十分気をつけてあげてくださいね。